夫が無職状態になったら…知っておきたい保険まわりのお話
◼︎苦しい状態をいっそう悪化させないために…
夫が最悪無職状態になったら、夫を責めたり、悲しんでいる余裕はありません。粛々とできることから対策をとっていきましょう。
◼︎まずは失業保険の手続きを
フリーランスの我が夫にはあてはまりませんが、まずはハローワークに急いで貰いましょう。認定にも支給にも日数がかかるので、急ぐに越したことはありません。
もし前職の前に職歴があったばあい、前回に失業給付を受け取っていなければ算定期間に通算されますので、確認しておきましょう。
◼︎こどもの健康保険は、可能であれば事前に妻の会社の健康保険に入れてもらう
失業したその日から、夫はもちろんのこと、こどもが夫の扶養に入っていれば、みんなひっくるめて国民健康保険(以下国保)に加入することになります。
ご留意いただきたいのが、月のうちたった1日でも会社の健康保険(以下社保)が切れてしまうと、国保に自動加入となり、1ヶ月分まるまる保険料を払わないといけない点です。
※社保によっては、退職後も継続できるところもあります。
あと、社保と異なり、国保はこどもであっても保険料の払込は免除とならず、(年収によって減免はされますが)人数分払わないといけません。
そういう訳で、「困った!」に拍車をかけないためにも、退職前にこどもたちの健康保険を妻の社保に移しておく必要があります。
※社保によって条件がつく、または認められない可能性がありますので、人事部or総務経由で事前にご確認ください。
同時に退職日についても、なるべく末日以外の月末は避けるべきです。
◼︎求職中でも保育園に入れる可能性が…
妻が現時点で仕事をしていない、またはパートの場合、保育課に夫婦で社員での仕事を探している旨を説明すれば、空き状況に応じて、短期で保育園に入園させてもらえる可能性があるようです。
これも早めに相談しておいた方が、良さげです。
◼︎保険は見直し
もし妻の会社で団体保険があれば、当面保険関係は家族で疾病、がん補償、賠償責任保険あたりを1つの契約にまとめてしまい、落ち着いた段階で入り直す事を検討しても良さそうです。
ただ、高齢だったり、持病がある方、健康診断で再検査になったことがある方は、解約するとあとあと不利になる可能性があるので、注意が必要です。
あと、バブル時代に契約した郵便局の養老保険など、「お宝保険」といって大切に満期まで続けた方が良い保険も存在します。
◼︎通信費を家族で見直す
意外と聖域になりがちなのが、通信費です。わかりやすい日用品や食費に比べて、料金体系が複雑で、なかなか見直す気になれないものです。
◼︎最終的には夫を扶養に入れるという荒技も…
最終的には夫を扶養に入れるということも含めて、検討した方が良いです。
失業給付があれば、その支給が終わってからになりますが、年収が130万円未満の場合、妻の社保に入ってしまうと良さげです。
ちなみに、我が家は残念なことにも130万円よりは細々稼いでいるので、扶養には入れませんでした…。
あと給与収入が103万円/年以下だと税務上の配偶者控除、給与収入が141万円/年以下だと税務上の配偶者特別控除の対象となります。